2025年6月
原別小学校で断熱ワークショップ開催予定
~子供たちといっしょに楽しく断熱体験
青森県で具体的な気候変動対策を盛り上げたい!~
1月18日~2月28日
クラウドファンディング実施 目標200万円
https://readyfor.jp/projects/aomori-harabetu-dannetu/(クリックでクラファンページへ進みます)
ワークショップ内容(参加者の募集は4月~5月に予定)
・内窓の組み立て設置
・廊下側の壁へ断熱材の充填
・廊下側の窓へ中空ポリカの貼り付け
ストーリー(クラファンページより抜粋)
▼断熱改修が必要とされる小学校での断熱ワークショップ
「学校の教室は、暑くて寒い!」「エアコンや灯油ストーブがあっても、無断熱の建物では効きが悪く、快適とはほど遠い」「冷暖房費が年々上がるが、学校内の暑さ寒さはなかなか改善されない」……。学習環境の改善、冷暖房エネルギーの削減、そして気候変動を自分ごととして考えるきっかけづくりとして、学校の断熱改修ワークショップが全国で広がっています。その多くは、生徒自身が「暑すぎる」「寒すぎる」と声をあげ、クラウドファンディングでお金を集め、専門家の指導のもとDIYでの断熱改修を学ぶ形式です。
この活動を通じてできることーそれは、物価高騰の中での省エネ化の有効性、学校の断熱化の効果をみんなで実感し、考えるきっかけづくり、子ども達の環境教育や、学習環境の改善にもつながります。さらにはこうした経験を通して、子供たち自身が、自分たちが住む住宅にも目を向けることも期待できます。
(自宅に内窓を設置し、暑さや寒さが緩和し快適になった我が家)
青森でも夏は暑くなってきており、昨年県内で初めて熱中症警戒アラートが発表されました。暑さ対策で小中学校休校も「どうにも対策ない」 というニュースも県内で出ており、それによると、青森県むつ市では2023年8月25日、市内にあるすべての小中学校21校が休校となったこともありました。休校となったむつ市の苫生小学校では、午前9時ごろに教室を訪れると、設置されている温度計は3℃す。今後、地球温暖化が進んで夏が暑くなっていくと考えた時、子供たちの教室の断熱はとても大切だと思います。
脱炭素化の観点から見ても、断熱改修で熱負荷を減らせば、家庭用エアコンで十分冷房でき、トータルコストとCO2を大幅に削減できるようです。冬場も暖房のエネルギーロスが多いのはいうまでもありません。子供たちも暑さ寒さを緩和し快適な教室で学習効率も上がる効果もあるようです。
(写真 原別小学校)
このような背景を踏まえ、今、全国で学校断熱ワークショップが開かれています。青森市でも開催できないか、青森市教育委員と2023年から相談しておりました。その結果、今回ありがたくも、青森市立原別小学校を使用させていただき、実施できる事となりました。
(2024年12月20日 原別小学校 教室断熱ワークショップ 説明会&お話会の様子)
原別小学校は設立1877年の歴史ある小学校で、生徒数は約300人。青森市内の東部エリア市立校では、5番目に生徒数が多い小学校です。
(内窓作成のワークショップを実施予定の教室 窓には空気で断熱ができる中空ポリカを3重にしてガラスの代わりにする)
今回の企画をきっかけとし、青森市や青森県へ報告書を提出し、効果などをみていただき、公共施設への断熱改修(内窓設置)などの具体的な気候変動対策が進むよう、学校改修などのタイミングなどの時には断熱改修の実施検討いただくようにお願いしていきたいと考えております。
▼青森市原別小学校の断熱ワークショップ概要
原別小学校の1階の教室で、青森市内の小学5,6年生と保護者を主な対象として一般募集し(原別小学校の生徒さんを優先)、断熱ワークショップを開催します!
【実施目的】
多くの青森市内小学校児童、保護者さまや関係者さまに、断熱の効果を実感してもらい、青森で断熱の重要性について、より理解を深めてもらい、学校改修などのタイミングなどの時には、断熱改修(内窓設置や天井断熱)を考えてもらうこと。また、ワークショップの参加者が、「これなら自宅でもできる」とご自宅の断熱に取り組んでいただくきっかけづくりをすること。
【想定参加人数】
10組(青森市内の小学5,6年生と保護者を主な対象として一般募集。原別小学校の生徒さんを優先。)
【事前施工内容】
・内窓設置ための木枠を工務店に作成してもらいます。
・内窓の木製サッシの部分を木工屋さんに作ってもらいます。
・廊下側の壁断熱のための枠を工務店に作成してもらいます。
【断熱ワークショップの内容(保護者同伴にて)】
・木製の内窓を(ガラス部分を中空ポリカ 3枚で代用)にて組み立てる。
・廊下側の窓(裏表両方)に中空ポリカの貼り付けする。
・廊下側の壁面に断熱材を充填する。
工務店のご協力をいただき、ワークショップ当日は、大工さんにサポートいただきます!
他県での断熱ワークショップ実施の様子
(NPO法人上田市民エネルギーウェブサイトより
長野県上田高校、上田染谷丘高校での断熱ワークショップ例)
【ワークショップ実施教室へのエアコン設置の寄贈】
ワークショップを実施する教室に、他の教室と比較するために、同じ出力のエアコンの設置し、比較するために青森の温暖化対策を考える会から原別小学校さまへ寄贈したいと考えております。
【資金使用使途・費用内訳】
・工務店の事前施工、木製サッシの作成、材料費:106万円(税込)
・エアコン設置費用:配線・エアコン本体と架台など設置費用:42万円(税込)
(新品での見積もりですが、中古エアコンが使用できないかどうかも電気店と検討、相談していきたい。)
・諸費用 温度、電気使用量などのモニタリング費用 他 10~20万円
・クラウドファンディング手数料など 22万4400円(第一目標120万円の場合)~30万円
合計必要経費:180万4400円 (クラウドファンディングの手数料を合わせて200万円を目指します!)
※寄付金額が足りない時は、補填して実施にむけて企画は進めたいと考えています!
※寄付金が余った場合は、青森の温暖化対策を考える会の「気候変動を止めるための活動費」にさせていただきたいと思います!
協力工務店:丸喜 株式会社 齋藤組 (青森市)
協力設計事務所:稲見建築設計事務所(青森市)
【プロジェクト実施完了日までの予定】
・クラファン終了後、事前施工を実施 3月
・断熱ワークショップ参加者募集 4月
・断熱ワークショップ実施 5月連休明け~6月
【報告書の作成】
ワークショップ実施後、温度環境変化のモニタリングの結果も踏まえて報告書を作成し、青森市などへ見ていただきたいと考えています。
以下のような効果を報告することで、教室断熱への意識を高めていただけると考えております。
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隣の教室と同じ出力のエアコンを設置して室温、電気使用量の変化を実感する
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物価高騰の中での省エネ化によって、光熱費を削減する
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子ども達の環境教育に対する視野を広げる
注:①ワークショップ実施報告書(当日の様子など) と ②モニタリング結果報告書の2種類を作成予定です。
ご支援いただいた方には、
①をメールにて送付させていただきます。(2025年7月中送付目標)
②に関しては、時間がかかる可能性があることから、でき次第、メール送付という形をとらせていただきたいと思います。
(2025年10月中に送付目標)
▼プロジェクトの展望・ビジョン
今回のワークショップで、多くの保護者さまや関係者さまに、断熱の効果を実感してもらい、青森で断熱の重要性について、より理解を深めてもらい、学校改修などのタイミングなどの時には、断熱改修(内窓設置や天井断熱)を考えてもらう材料としたいと思っています。
まず内窓の効果を実感してもらうことで、もし内窓の設置を進める第一歩となります。子ども達には、夏の暑さや冬の寒さなどの影響を減らすことができます。また、結果的に、税金での光熱費が減り、市民のメリットにも将来的にあるかもしれません。何よりも、温室効果ガス削減のための施策が広がることで、将来世代が住む環境を守ることにつながります。青森市で開催することで、他の地域、例えば、弘前、八戸 他の市町村などでもやってみよう!という声が出てくるかもしれません。
また、ガラスではなく、中空ポリカという素材を使う事で、DIYでも窓を断熱できることを多くの方に知ってもらいたいと思います。
青森で断熱と気候変動への意識を高めるきっかけづくりを目指します!
(2024年12月15日 青森市環境フェア出展の様子
※断熱実験装置でガラス種類(単板と複層ガラスなど)での熱伝わり方の違いを体験してもらっている)
青森で、気候変動対策を加速して、他の地域にも広げたいという希望です!
多くの方が賛同していただくことが、学校での対策を進める力になります。
気候変動について考え、いっしょに盛り上げてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いいたします!
※ 青森市教育委員会 様と 青森市立原別小学校 様に、プロジェクトを行うこと、寄贈を行うこと(エアコンの設置)、名称記載、画像掲載を行うことの許諾を取得しております。
※ 写真にお顔が写っている方には、画像掲載の許可をいただいております。
※ 上田市民エネルギー様に画像使用許可をいただいております。